韓国で視聴率40%を叩き出した超大人気ドラマ『棚ぼたのあなた』。

ドラマが放送されたのが2012年。棚ぼたのあなたはその年の『韓国視聴率No,1』を獲得し、人気ドラマだけが巻き起こす社会現象にまで発展しました。

それもそのはず。

このドラマを手がけた脚本家は『僕の妻はスーパーウーマン』『逆転の女王』などを連続でヒットさせた実績のあるヒットメーカー。

[voice icon=”http://koreandrama-nerd.com/wp-content/uploads/2020/01/eigaya.png” name=”” type=”l”]今作に出演する女優はキム・ナムジュということもあり、高視聴率を取る黄金コンビがまたこの作品で復活を遂げました。[/voice]

ここでは、2012年の韓国ドラマのトップをひた走った棚ぼたのあなたのあらすじやキャスト情報、ドラマの見どころについてどこよりも分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

少し古い作品ではありますが、今振り返ってみても引き込まれる魅力のある数少ない作品です。

韓国ドラマ『棚ぼたのあなた』のあらすじについて

少し古い作品のため、ドラマの世界観を知るためにまずは2分程度でまとめられたドラマ予告編を動画でご覧ください。

"棚ぼたのあなた"予告編

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あらすじ

頭が良くて、尚且つ身なりも整っているような理想の男をタイプとして掲げてきたチャ・ユニ(キム・ナムジュ)は、バリバリのキャリアウーマンとして働いていた。

そんな彼女は、結婚して夫側の実家ができることが嫌だったため、結婚という選択肢を取らずに働く女性として活躍し続ける。

しかし、そんな仕事熱心な彼女がとある日に完璧な男に出会うことになる。

その彼は、ソウルの総合病院で働く男パン・グィナム(ユ・ジュンサン)。

ユニの最大のネックだった夫の実家は、まさかのニューヨークにあることを知り、夢のような新婚生活を描いていた。

しかし、その後夫の本当の家族が見つかったのだが、その家族というのは『自分の家の近くに住むいつも喧嘩していたご近所さん』だった。

義理の祖母・姑・小姑が3人セットでユニの家族になり、大所帯の夫の実家でユニとその家族の新しいバトルが始まることになる。

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夫の家族との関わりが面倒で結婚を避けてきたキャリアウーマンのユニでしたが、皮肉にもそんな彼女の結婚相手となったのは、手強い姑と大所帯の家族を引き連れる大家族でした。

夫だけの肩書き・スペックだけ見れば、病院に勤務するハンサムでエリートな医者ですが、その裏に隠れる家族の存在をユニが知ったのは、結婚後の話。

[voice icon=”http://koreandrama-nerd.com/wp-content/uploads/2020/01/eigaya.png” name=”” type=”l”]超棚ぼたの結婚をしたヒロインが、自分が一番理想としていない生活を強いられることになるのです。[/voice]

姑・小姑の厄介さは、結婚した女性であればある程度想像ができるはず。

しかしこのドラマでユニが相手にするのは、姑だけではなく姑+小姑3人です。

この家族の形は、トラブルが起きる臭いがプンプンしてきますよね?

しかし、ヒロインのユニは、この手強い姑・小姑軍団を相手に一歩も引かず、しっかりと『No!』と言える強い女性。

一筋縄ではいかない姑軍団に対して真正面からバチバチに立ち向かうその姿に、多くの女性視聴者が共感を集めました。

つまり、高視聴率の視聴者層は『女性支持者』が多いと想像できます。

女性の心を掴んだ作品は、一気に人気が爆発するのはテレビ業界の鉄則ではありますが、棚ぼたのあなたはまさにその理想的な人気獲得法を実現した国民的ドラマと言えるでしょう。

『棚ぼたのあなた』に出演する主なキャスト情報

このドラマの見どころについて

結婚した女性の全員が恐れる姑ワールド

そもそも、世界中の女性が結婚してから一番に考えることは、幸せな結婚生活もそうですが『姑との関係構築』であることは間違いありません。

いくら結婚生活が上手くいってたとしても、姑との関係が悪ければその結婚生活に大きな影響が出ます。

[voice icon=”http://koreandrama-nerd.com/wp-content/uploads/2020/01/eigaya.png” name=”” type=”l”]結婚といっても、相手家族の規模によって背負う家族の規模は変わってきますが、今作でヒロインのユニが背負う夫の家族は、完全に『超特大』の家族になります。[/voice]

姑との関係以前に、姑率いるその超特大の家族にどっぷりとハマることになるため、結婚相手としてはまさにハズレの部類。

姑が面倒でも、夫がそのカンフル剤の役割を果たしてくれれば幾分マイルドになりますが、ユニの夫グィナムはその役割をあまり果たせていません。

姑から自分の妻を守るのは夫の一つの役割。

しかし、その守りが甘く、夫が完全に姑側に付いてしまえば、妻は一人孤独に頑張らなければならないため、思いつめて苦しむことになりかねません。

ただ、ユニはキャリアウーマンの肩書きもあり、仕事をバリバリとこなす主張を通せる強い女性。

そんな姑の家族に怯むことなくガンガン自分の主張をぶつけていき、劣勢だと思われる局面も見事に自分で打開していきます。

嫁姑問題を取り上げて、韓国ドラマ特有のドロドロの展開に持っていけば昼ドラ的展開で終わらせることができたはずですが、この作品の脚本を手がけるのは実績のあるヒットメーカー。

そんな安易なドラマで完結させるはずもありません。

  • 大家族の暮らしから嫁姑バトルの勃発
  • そこから義理の妹や小姑を交えての家庭のルールでのいざこざ
  • さらにユニが妊娠したことによって姑から家族優先の助言

一つの家族が絶対に経験するであろう嫁姑問題を、一つのドラマにギュッと詰め込まれているため、笑いあり・涙ありの展開でどんどん惹き込まれていきますよ。

最強の女性(ヒロイン)

女性の場合、姑が相手になるとどうしても自分の意見を言えずにストレスを抱えて生活を続けることがあります。

特に日本の女性は自分の主張をあまりしないため、結婚生活の中でも嫁姑問題で悩みを抱えている方は日本全国にいることでしょう。

心の中では『スッキリ自分の気持ちを相手に伝えられたらどんなに楽だろう‥』そんなことを考えることは多々ありますが、棚ぼたのあなたのヒロインであるユニは、大人しい日本人女性とは全く違い、自分の意見をガンガン姑にぶつけていきます。

[voice icon=”http://koreandrama-nerd.com/wp-content/uploads/2020/01/eigaya.png” name=”” type=”l”]この姿がまた見ていて痛快なんですよね笑。[/voice]

『自分の意見を相手に伝える』当たり前のように聞こえますが、これって身内になればなるほど思っている以上にハードルの高いことになりますが、ユニはそんなことは一切御構い無しに姑相手に土足で踏み込んでいきます。

姑との最初の出会いが『近所でいつも口喧嘩していた相手』なので、結婚する前からすでにバチバチにやりあっているんですけどね。

心の中にある自分のモヤモヤも、この作品のヒロインとして活躍するユニを見れば、なぜかは分かりませんがそのモヤモヤが取り払われていきます。

最強の女性として生きるのはなかなか難しいですが、ドラマを通して自分の主張を通す大切さを学ぶことができます。

こんな女性が自分の周りにいたらどれだけ心強いか。

本当に友達になりたいくらいたくましい女性ですよ。

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